プロキシマー 日本の大手銀行2行によるシンジケート団から88億円のデットファイナンスオファーを受ける

プロキシマー日本法人、東京近郊の陸上サケ養殖施設向けに大手銀行2行から88億円の融資提案を受ける

出版された:
13.02.2023

プロキシマーシーフード ASは、子会社であるプロキシマー株式会社(日本)を通じて、日本の大手銀行2行で構成されるシンジケート団から88億円(6億8,000万ノルウェークローネ)の法人向け融資のオファーを受けました。このオファーは、Highly Confident Letterとタームシートで構成されています。最終的な承認により、プロキシマーは東京郊外にある初の陸上サーモン養殖施設のために、目標とする資本構成に基づくすべてのデットファイナンスを確保する予定です。  

「第一段階の施設に関するすべてのデットファイナンスが整いつつあり、大変うれしく思います。プロキシマーは、過去 2 年間にわたり複数の資金調達手段を評価してきましたが、今回の提案は、当社が目標とする債務比率に見合った資金調達のための好ましい選択肢であると言えます。建設と操業の両段階で、魅力的な条件で完全な融資のソリューションを得ることができたことは、当社にとって画期的なことです」とプロキシマー の CEO、Joachim Nielsen 氏は述べています。

Highly Confident Letter は、通常、日本ではデューデリジェンスの相当部分が終了し、実行リスクが最小と想定された時点で発行されます。今回の融資は、プロキシマー の負債比率が約45%に達することを示唆しています。

プロキシマー が受領した Highly Confident Letter とタームシートは、2行の内部で承認されたものです。従って、銀行が、受け取ったタームシートに従って融資を行うことに強い安心感を示していると考えられます。 この融資はシンジケート方式で行われ、2つの銀行が全額を負担します。金利が5%以下と魅力的な条件で提供され、残りの建設資金と操業資金の両方に対応するものと考えられます。  

このオファーは、クレジット委員会の最終承認、法務デューデリジェンス、ローン文書の完成など、慣習的な条件に従って行われます。融資の第一弾は2023年3月、第二弾は2023年夏、育成棟の引き渡し時に実行される予定です。

建設、生産ともに順調

富士小山養殖場の空中写真。左下に孵化・幼魚場(HN棟)、その右が建設中の育成棟

10月に施設に投入された卵の第1バッチは、餌付室で元気に成長しています。現在、全体で3バッチを育成中で、期待通りに順調に推移しています。今後、プロキシマーには毎月新しい卵が到着し、2024年の中頃から連続収穫が可能になると予想しています。

一方、育成棟の工事は予定通り進行しています。現在、タンクや循環式水産養殖システム機器の設置が進行中です。施設全体の完成は、2023年第3四半期を予定しています。