プロキシマーシーフード 富士山麓のサーモン養殖場の開発資金として25億円の融資を受ける。

プロキシマー シーフード日本法人がJA三井リースから25億円の融資を受け、富士山の循環型水産養殖システム 。

出版された:
09.11.2021

プロキシマーシーフード ASは、同社の日本法人であるプロキシマー株式会社(日本)が25億円(約1億9000万ノルウェークローネ)の融資枠を2回に分けて確保し、その半分をまもなく、残り半分を2022年2月に受けることを発表しました。この融資により、日本の富士山麓にあるプロキシマーシーフードの大規模な RAS 生産施設の開発・建設に必要な資金を確保することができます。

この融資枠は、日本の金融機関であるJA三井リース株式会社(以下、「JAML」といいます)が提供するものです。JAMLからの融資は、日本の市場条件の金利が適用されます。プロキシマー シーフードのRAS生産施設は、2021年第1四半期に日本の静岡県小山町で着工し、2024年に最初のアトランティックサーモンの水揚げが予定されています。

JAMLからの融資は、Grieg Kapitalが保証しています。保証人としての役割に対して、Grieg Kapitalは市場条件に従って補償を受けます。プロキシマーシーフードASは、主保証人からの求償の担保として、日本子会社の株式に対する通常の株式質権を提供します。Grieg Kapitalは、プロキシマーシーフードASの他の株主から再保証を預かり、融資保証の連合を行っており、融資の最初の部分は既に全額保証されています。

「JA三井リースとの融資契約は、プロキシマーシーフードにとって重要なブレークスルーであり、プロジェクトファイナンスの重要な一歩を意味します。私たちは2019年以来、JAMLと緊密な協議を続けており、ここ数年の進展に感謝しています。今回、JAMLとの最初の融資枠を確保し、関係を次のレベルに引き上げることができ、大変嬉しく思います。この融資枠は有利な条件であり、2022年半ばまで良好な財務的余裕をもたらし、日本の長期銀行融資を受ける際に重要な丸紅株式会社との売買契約交渉の時間を確保します」と、プロキシマー シーフードのCEO、Joachim Nielsenは述べています。

JA三井リース株式会社MBK事業推進部長の小林英樹は、「日本の金融機関として初めて、日本初の大規模陸上養殖プロジェクトに融資することができ、その成功に期待しています」と述べています。今回の融資は、プロキシマー シーフードの建設資金の一部です。プロキシマー社は、以前お知らせしたように、COVID-19の渡航制限によってその進捗が阻害されていますが、日本における長期銀行融資は前向きな進展を見せています。

JA三井リースからの借入期間は18ヶ月であり、現在進行中の資金調達の協議を終了させるための柔軟性と時間を確保することができます。プロキシマー は、邦銀との長期借入金や建設資金の融資について引き続き協議しています。目標借入金比率は、プロジェクト全体の約50%です。

「富士山の施設開発の進捗が時間も予算も計画通りに進んでいることを本当に嬉しく思っています。この技術の機能の高さは、私たちが注目しているポーランドで、5年近くアトランティックサーモンの飼育が行なわれたことで実証されています。このシステムは、サケのために良好な水質と成長条件を維持します。したがって、プロキシマー シーフードが2年余りのうちに、成長する日本市場に高品質のアトランティックサーモンを供給することができると確信しています。また、日本でのプロジェクトに対する強い関心も非常に心強いです。本当に励みになります。」

と、プロキシマーシーフード社のCEOであるJoachim Nielsenは述べています。

さらに詳細がお知りになりたい場合、あるいは事業参加にご興味がおありの場合は、以下の連絡先にご連絡ください。

Joachim Nielsen, CEO 電話:+47 928 55 559, メール: jn@proximar.com

Pål Grimsrud, CFO 電話:+47 994 77 599、メール:pkg@proximar.com

第二部の融資のための再保証人の要件:- 最低保証額MNOK5 - 契約相手のリスクは、Grieg Kapital AS(一次保証人)の裁量で認められます。なお、再保証は、証券取引法に基づく流通証券または金融商品ではなく、登録もされず、取引や譲渡もできません。

プロキシマーについて:プロキシマー シーフード社は、ノルウェーの陸上養殖会社で、日本では富士山の麓に最初の生産施設を建設中です。富士山周辺の良質な地下水を利用した陸上養殖により、その日のうちに水揚げされた新鮮なアトランティックサーモンを供給します。プロキシマーの施設が世界有数の魚市場に近いという立地は、コスト削減やカーボンフットプリントの面で大きなメリットがあります。

JA三井リース株式会社について: JA三井リースは、JAグループと三井グループの中核的な事業基盤を結集した総合リース会社で、東京に本社を置いています。JA三井リース株式会社は、様々な業界において資産融資を行なっています。総資産は約 1,400 億ノルウェークローネで、強力なオーナーに支えられています。